こんにちは、コーヒーソムリエの hiro です。
「好き」を「仕事」に_。
さまざまな働き方やライフスタイルが認めらるようになった時代。自分が好きなことをやれる仕事に就きたいと考え始めている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する市川ヒロトモ著『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』は、コーヒーが好きで、コーヒーで稼ぎたいと考えている方々に捧げる書籍です。
冒頭では、「コーヒーで稼ぐ」方法を「好きなこと」で「自分なりのスタイルで稼ぐ方法論」とも表されています。
- いつか自分のカフェ・コーヒーショップを開業したい
- 副業・ダブルワークとして稼ぎたい
- 商売を成立・売上をつくるためのノウハウを身につけたい
この記事が本書籍のご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
広告リンク
『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』とは
『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』は、株式会社 ぱる出版より 2023年 3月に初版発行された書籍で、定価は本体 1,500円+税となっています。
『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』とは
「コーヒーを商売にするのは難しい」という幻想を解き、経営の本質を認識したうえで、必要な準備をする_。そうすれば、誰でもコーヒーで食べていけるくらいのお金を手にすることができる。私はそう思います。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
この『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』は、都内で自家焙煎コーヒー店を 4店舗展開し、現在はカフェ開業コンサルタントとして、コーヒーの楽しみ方や、カフェ開業・運営のノウハウや経験談などをブログや YouTubeで発信している焙煎屋兼ブロガーの市川ヒロトモ さんによる著書です。
本書籍では、まず副業・ダブルワークから始めて自分の商売を成立させるための力、特に売上をつくるための力を身につけるためのノウハウが惜しみなく詰め込まれています。
また、著者である市川ヒロトモさんの「コーヒーを愛し、仕事にすることを願う皆さんの第一歩を後押しできたら嬉しい」という想いも込められています。
コーヒーで副業・ダブルワークとは
カフェやコーヒーショップなどリアルのお店を開業するだけが、コーヒーで稼ぐ方法ではありません。
- ネットショップ
- 間借りカフェ
- 週末マーケットへの出店
- コーヒーのワークショップ
- SNSやブログ等での情報発信
当ブログにおいても、コーヒーを中心とした情報発信をさせていただいています!
誰もがインターネット上に公開されたレシピで同じように焙煎したり、抽出したりできる時代になりました。コーヒーのマシン類も進化しており、初心者でもびっくりするくらい美味しいコーヒーを提供することが可能になっています。
修行なんて不要。技術的なハードルは、もはや無くなりました。コーヒーは、あなたが思っているよりずっと簡単で、自由で、いろいろな可能性を秘めています。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
そして、コーヒーで稼ぐことのハードルは、実はそれほど高くはありません。
インターネットや YouTubeではさまざまな情報で溢れています。例えば、YouTubeを開けば自家焙煎初心者でも始めやすい手網焙煎や片手鍋焙煎などのやり方の動画をたくさんの方がアップしていますし、インターネットを開けばコーヒー生豆の通販サイトも掲載されていて 100gから麻袋(業務用)まで購入できます。
ネットショップを開設するにしても BASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)といった無料ではじめられるネットショップサービスを利用することで初心者でも簡単にネットショップを開設できますし、WordPress(ワードプレス)を利用することで専門的なプログラミング知識がなくても初心者でも簡単にブログを開設することができます。
WordPressにはレンタルサーバー「ConoHa WING
\国内最速!初期費用無料の高性能レンタルサーバー/
ConoHa WING
著者 焙煎屋兼ブロガー 市川ヒロトモ
著者は、都内で自家焙煎コーヒー店を 4店舗展開し、現在はカフェ開業コンサルタントとして、コーヒーの楽しみ方や、カフェ開業・運営のノウハウや経験談などをブログや YouTubeで発信している焙煎屋兼ブロガーの市川ヒロトモ さんです。
以前はアフロの焙煎屋として活動されていましたが、書籍出版を機に本名に直されたそうです。
略歴
- 1976年生まれの 40代
- 元バックパッカーで世界一周を経験
- 大手コーヒー専門店チェーンで勤務した後、都内で自家焙煎コーヒー店を4店舗立ち上げる
- 現在はプチ FIRE生活を送りつつ、カフェ開業コンサルタントとして、カフェの開業や経営についてブログや YouTubeなどで発信
元バックパッカーで世界一周を経験_そのなかで途上国に魅せられ、そのような地域と関わる仕事がしたいと思うようになりました。「自分の好きなカフェ文化」と「途上国」を掛け合わせた結果、コーヒー業界で生きることを決められたそうです。
Amazon kindle
>>> Amazon kindle
X(旧 Twitter)でも情報発信されていますので、気になった方はぜひチェックしてみましょう!
コーヒー焙煎店やるのにカッピング技術はいらない。
— アフロ(市川ヒロトモ)@焙煎屋 (@icchicoffee) October 19, 2023
カッピングは、生産者側が高品質のコーヒーを作り上げた対価を得るため、また商社側が豆を高値で売る為の手段のひとつ。つまり、供給側のツールだ。… pic.twitter.com/4GkBkLMhAD
ブログ『AFRO BLOG』
焙煎屋兼ブロガーの市川ヒロトモ さんが運営するブログ AFRO BLOG は、月間 10万PVを集める人気のコーヒー特化ブログです。
ブログ記事では、カフェ・コーヒーショップ開業・運営にとどまらず、コーヒーの楽しみ方やコーヒー店の口コミ・評判、コーヒーの焙煎などあらゆる視点から書かれているため、たくさんのコーヒーファンを魅了しています。
YouTube『アフロの焙煎屋チャンネル』
YouTube アフロの焙煎屋チェンネルでは、「通わない焙煎教室」や「通わない開業セミナー」などカフェ・コーヒーショップ運営・経営をはじめとするさまざまな情報を発信されています。
PR
『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』構成と感想
- 開業に必要なスキルと知識の身につけ方
- 副業・ダブルワークでコーヒーを仕事にしよう
- 自分スタイルのマーケティング力と情報発信力を身につける
- コーヒー店開業の「お金の話」
- コーヒー店のテナントの探し方・内装の施し方
- 仕入れ・設備の選び方
- 開業までの流れ・スケジュール
各章はいくつかの節で構成されています。一つひとつの節は短くスキマ時間を利用して読むことができます。
一つの節は、解説文章に加えて写真や図解イラストが描かれているため、わかりやすく、またイメージしやすいよう工夫がされています。
総ページ数が 175ページとそこまでページ数が多くはないため、読書習慣が身についている方にとっては 2~ 3日でいっきに読めてしまえます!
開業に必要なスキルと知識の身につけ方
カフェ・コーヒーショップを開業するにあたり、「カフェスクールに通わなければ…」「コーヒー店で修業しなければ…」「バリスタの技術が必要では…」「焙煎って職人技で難しいのでは…」のような不安を覚える方が多いのではないでしょうか。
最初からコーヒーに詳しくなければダメということはありません。開業してから少しずつ、知識や技術を身につけていけばOKです。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
なぜなら、お客様の99%はライトな客層です。コーヒーは好きだけど、詳しくない。そんな人たちばかりです。接客をする際に、コーヒーのオタク的知識は必要ありません。自分なりの言葉で、味を説明することができればOKです。
確かに焙煎は奥が深いものですが、焙煎士でもある著者・市川ヒロトモさんは、最初は 80点を取れる焙煎ができれば OKであり、長い時間をかけて焙煎を追及するのは開業後で十分と述べられています。
80点の焙煎でも、お客さまの満足度が高いものが提供されること、また、そのレベルであれば本や YouTubeなどでの独学で 2~ 3日練習すれば到達できるとも述べられています。
本章では、コーヒー店開業を失敗しないためには、マーケティングの勉強や実践が成功のカギとして紹介されています。
副業・ダブルワークでコーヒーを仕事にしよう
『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』の本書籍のタイトルのとおり、本章では副業・ダブルワークで自分のビジネスをスタートさせることを推奨されています。
- ネットショップ
- 間借りカフェ
- 週末マーケットへの出店
- コーヒーのワークショップ
- SNSやブログ等での情報発信
コーヒーは、副業として取り組みやすい商品なので、自力で商品を作って、自力で集客して、自力で売上をつくる、という副業・ダブルワークをやることによって、リスクがほぼ無い状態で、密度の濃い実践と経験を積むことができると述べられています。
また、本章では、実際に副業でいくら稼ぐことができれば、リアルのコーヒー店の開業が現実的になるのかの目安となる金額や、副業・ダブルワークで稼ぐスケジュール例などが詳しく解説されています。
働き方改革の多様化を促進するなかで、副業・兼業などの柔軟な働き方しやすい環境整備が進められていますが、現在でも会社の就業規則で「副業禁止」とされている企業は多くあります。副業を検討される際には、所属する企業の就業規則を必ず確認しましょう。
自分スタイルのマーケティング力と情報発信力を身につける
TwitterやInstagramを利用すると、フォロワー数1000人を超えるくらいになると、安定的に商品が売れるようになってくると思います。
ー 中略 ー
情報の受け手が魅力的に思うような情報を発信し続け、信用という貯金をコツコツ貯めていくことが必要となります。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
それを継続することによって、あるときコップから水が溢れるように、フォロワー数が増えたり、自分の商品が売れるようになったりします。
この章では、X(旧 Twitter)などのSNSで情報発信を行ってマーケティングに取り組み、マネタイズの力をつける方法・手段を中心に記されています。
ここでは、著者がおすすめの発信コンテンツも紹介されていますので、ぜひチェックしてみましょう!
コーヒー店開業の「お金の話」
この章では、コーヒー店開業に必要な資金や、目標とするべき売上と収益_いわゆるリアルなお金の話しについて詳しく解説されています。
「そもそも自家焙煎コーヒー店はもうかるのか」
コーヒー店開業を検討されている方にとっては一番気になるところかと思います。
安定した経営はすることができる。これが自家焙煎コーヒー店の商売の特徴です。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
結論としては、売上の柱が色々と作れるため、忙しくて、地味であるものの安定した経営はすることができるそうです。
ここでは、コーヒー店が儲かりやすく、潰れにくい理由が詳しく解説されています。
コーヒー店のテナントの探し方・内装の施し方
喫茶店やカフェを開業するような意識でテナントを探してしまう人が多いですが、それは間違いです。コーヒー店、特にテイクアウトやコーヒー豆売りで売上を作りたい場合、「食料品販売店」としての意識を持たなくてはいけません。
ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方より引用
この章では、自家焙煎コーヒー店が狙うべきテナントやコーヒー店の間取り・レイアウトの考え方、コーヒー焙煎機設置の注意点などが詳細に解説されています。
通常のカフェであれば、客席を確保するためにある程度の坪数が必要となり、家賃を抑えるため坪単価の低い物件となりがちですが、物販中心の自家焙煎コーヒー店では狙うべきテナントがカフェとは異なります。
ここでは、コーヒー豆売り店のレイアウト例などが図解イラストを描きながらわかりやすく解説されています。
仕入れ・設備の選び方
この章では、コーヒー焙煎機の選び方やコーヒー生豆の仕入れ方を中心に解説されています。
コーヒー焙煎機では、ガス焙煎機直火式と半熱風式の違い、そして電気焙煎機とガス焙煎機では「味の傾向」「焙煎の手間」「メンテナンス性」「コスト」のそれぞれのメリット・デメリットが詳しく解説されています。
コーヒーの味は「 8割が生豆で決まり、あとの 2割は焙煎で決まる」ともいわれています。それほど良い生豆を仕入れることは、コーヒー店の生命線となっています。
ここでは、生豆の仕入れまでの流れも詳しく解説されています。また、主なコーヒー生豆の仕入れ先商社も紹介されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
PR
まとめ | ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方
今回は、都内で自家焙煎コーヒー店を 4店舗展開し、現在はカフェ開業コンサルタントとして、コーヒーの楽しみ方や、カフェ開業・運営のノウハウや経験談などをブログや YouTubeで発信している焙煎屋兼ブロガーの市川ヒロトモ さんの著書『ダブルワークからはじめるカフェ・コーヒーショップのつくり方』を紹介させていただきました。
本書籍では、まず副業・ダブルワークから始めて自分の商売を成立させるための力、特に売上をつくるための力を身につけるためのノウハウが惜しみなく詰め込まれています。
- 副業・ダブルワークのはじめ方
- マーケティング力と情報発信力の身につけ方
- コーヒー店開業のお金事情
- コーヒー店開業までのスケジュール
本書籍を手に取られた方_コーヒー店を開業するにしろ、副業のまま気楽にコーヒーで稼ぐにしろ、自分の理想のライフスタイル実現のための一歩を踏みだしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント