こんにちは、コーヒーソムリエの hiro です。
コーヒー豆は生鮮食品です。正しい保存方法で夏場も美味しいコーヒーを楽しみましょう!
美味しいコーヒーを楽しむためには、産地銘柄へのこだわりもたいせつですが、生豆から焙煎という段階を踏み、抽出する直前に粉に挽くことが重要になります。つまり、焙煎されたコーヒー豆を粉に挽くまでの間しっかりと鮮度を保つことは、美味しいコーヒーを楽しむためには必要な過程といえます。ただし、コーヒー豆には劣化につながる環境があるため、保存方法には注意が必要です。
特に高温多湿の夏場では、コーヒー豆の保存に悩まれる方は多いのではないでしょうか?
結論から言いますと、一定期間を超える保存には冷凍庫での保存がおすすめです!
- コーヒー豆の保存方法を知りたい
- コーヒー豆保存の注意点を知りたい
保存方法に注意し今日も美味しいコーヒーを楽しみましょう!
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コーヒー豆は生鮮食品?消費期限は?
コーヒーは常温で売られていることが多いですが、そのまま放置していると、品質は徐々に劣化していきます。
ここでは、なぜコーヒー豆が生鮮食品と呼ばれるか、また、一般的な焙煎後のコーヒー豆の消費期限について解説します。
コーヒー豆は生鮮食品
コーヒー豆は「生鮮食品」と呼ばれます。
「生鮮食品」とは、肉や魚、野菜や果物といったような新鮮であることが求められる食品を指します。一般的に「加工食品」は含まれませんが、焙煎されたコーヒー豆が「生鮮食品」と呼ばれる理由に、時間が経つほどに香りや味が劣化してしまうことがあげられます。
そのため、美味しいコーヒーを抽出するためには、いかにコーヒー豆の鮮度を保てるかが重要になります。
コーヒー豆の消費期限
コーヒー豆の消費期限は、焙煎した日からおよそ 90日程度が一般的です。ただし、品質を保つためには、豆の品質や保管状態、湿気、温度、光の影響などが重要です。
一度開封した後は、酸化や湿気などにより風味が劣化するため、できるだけ早めに使い切ることがおすすめです。また、保存する際には、密閉容器に入れ、湿気や直射日光を避け、冷暗所で保管することが望ましいとされています。
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コーヒー豆が劣化につながる環境
コーヒー豆には苦手とする環境があり、その環境での保存は品質の劣化につながります。
- 空気との接触
- 日光との接触
- 温度の高い場所
- 湿度の高い場所
コーヒー豆の保存には、夏場は最悪の環境であることがわかります。劣化したコーヒー豆は、香りも味も劣化しますし、体質によっては胃腸が刺激され腹痛を起こすなど、身体に影響が出る場合もあります。
弱点① 空気との接触
焙煎したコーヒー豆が空気と接触すると、酸化反応が進んで豆の風味や香りが劣化する原因となります。
酸素と接触すると、コーヒー豆中の油分や香り成分が酸化して酸っぱい味や臭いを生じ、また、カフェインの量も減少することがあるためです。そのため、焙煎されたコーヒー豆を保存する際には、酸素が入ってこないように密封容器やジッパーバックなどに保存することが重要です。
弱点② 日光との接触
焙煎したコーヒー豆は日光に含まれる紫外線などにより、酸化反応が促進されるため、豆の風味や香りが劣化することがあります。また、日光に当たりすぎると、豆の表面が乾燥して風味や香りが失われることもあります。そのため、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に保管することが望ましいでしょう。
弱点③ 温度の高い場所
温度が高い場所で保管すると、コーヒー豆が空気と反応して起こる酸化反応の速度が高まるため、豆の風味や香りが劣化する原因となります。
酸化反応は温度が高くなるほど速くなるため、コーヒー豆を高温の場所に保管すると、豆の香りや風味が早く劣化してしまいます。そのため、コーヒー豆は涼しい場所で保管することが推奨されます。
弱点④ 湿度の高い場所
焙煎したコーヒー豆は水分をとても吸いやすい状態にあります。そのため、湿気には生豆以上に注意が必要となります。
湿気が生じると、せっかく焙煎した豆に加水分解が生じることで、酸化反応が高まり、豆の風味や香りが劣化する原因となります。そのため、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に保管することが望ましいとされています。
湿気を抑えて、乾燥した容器にしっかり密閉して保存することが基本です!
コーヒー豆の保存方法
前章までに解説したとおり、コーヒー豆の消費期限は、焙煎した日からおよそ 90日程度が一般的です。
コーヒー豆を購入後、短期間での飲みきりであれば、常温保存で問題ありません。「短期間」の目安としては、冬場であれば 2週間程度、高温多湿の夏場であれば 1週間程度と考えていただければよいでしょう。その間、しっかりと密閉された容器で、直射日光を避けて保存しましょう。
コーヒー豆の購入も、できればこの期間内で飲みきれる量での購入を推奨します。この期間を超えての保存が必要であれば、冷凍庫での保存がおすすめです。
冷凍庫で保存
コーヒーを飲むまでに冬場であれば 2週間程度、高温多湿の夏場であれば 1週間程度を超えての保存を必要とする場合には、冷凍庫での保存をおすすめします。
前章までに「コーヒー豆は生鮮食品」と解説しましたが、「冷蔵庫保存」より「冷凍庫保存」をおすすめする理由として、冷蔵庫は野菜や果物を乾燥から防ぐため一定の湿度と温度を保つ特性があるためです。焙煎したコーヒー豆は、湿気が生じると、酸化反応が高まり、豆の風味や香りが劣化する原因となります。
「冷凍庫」で保存することによって、コーヒー豆の劣化を遅らせることができます。
冷凍庫での保存のポイント
- フリーザーバックなどに入れ、小分けに保存し、飲むぶんだけ冷凍庫から取り出しましょう。
- 冷凍庫から出し入れすることで、温度差で結露してしまいコーヒー豆の劣化につながります。
- 冷凍庫から取り出したコーヒー豆は、そのまま粉に挽きましょう。
- 取り出したコーヒー豆を解凍すると、水分を含んで風味が損なわれます。
焙煎したコーヒー豆は水分をほとんど含んでいないため、冷凍保存したとしても凍ることはありません。単にコーヒー豆の温度が低くなっているだけなので、冷凍庫から出したコーヒー豆は解凍することなくそのままミルで挽けます!
冷凍庫で保存したとしても、完全ではないので、遅くても 2ヶ月以内での飲みきりを心がけましょう。
まとめ | コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆は「生鮮食品」と呼ばれ、美味しいコーヒーを抽出するためには、いかにコーヒー豆の鮮度を保てるかが重要になります。
- 空気との接触
- 日光との接触
- 温度の高い場所
- 湿度の高い場所
コーヒー豆の保存には、冬場であれば2週間程度、夏場では1週間程度の期間であれば、密閉された容器で、直射日光を避けての常温保存で問題ありませんが、その期間を超えての保存が必要であれば「冷凍庫」での保存をおすすめします。
保存方法に注意し、高温多湿の夏場でも美味しいコーヒーを楽しみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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