こんにちは、宮城県をこよなく愛する hiro です。

今回は、東日本震災からの復興に歩みを進める南三陸町志津川を紹介します。
南三陸町志津川は、宮城県北東部の三陸海岸南部に位置し、東日本大震災で特に被害が大きかった地域として知られています。
震災後、海に近い土地はかさ上げされ、南三陸さんさん商店街も仮設から本設になり、復興への歩みを着実に進めています。
今回は、東日本大震災からの復興に取り組んできた南三陸町志津川の自然やグルメなどの魅力を紹介します。
それではさっそく行ってみましょう!
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南三陸町志津川 観光スポット
南三陸町は、宮城県の北東部に位置し、2005年に(旧)志津川町と(旧)歌津町が合併し誕生しました。東日本大震災では特に被害が大きかった地域として知られています。
サンオーレそではま海水浴場


やって来ました!太平洋!


せっかく三陸海岸まで来たのであれば、やはり海は見ておきたいですよね♪
サンオーレそではま海水浴場は、青い海と白い砂浜、緑の芝生が美しい海水浴場です。ブルーフラッグ認証を取得していて、これは世界的に認められた環境保護と安全性の基準を満たしている証です。
ブルーフラッグとは
国際NGO FEE(国際環境教育基金)が実施するビーチ等を対象とした世界で最も歴史のある国際認証制度です。取得するためには「水質」「環境マネジメント」「環境教育と情報」「安全性とサービス」の4つの項目で33の基準を満たす必要があります。
ブルーフラッグが掲げられたビーチは「安全で快適、環境教育の場としても機能する、誰もが楽しめる美しく豊かな海」であることの証となります。
現在ブルーフラッグ認証を取得しているのは、世界51か国、5,121か所。国内では14か所となっています。
ブルーフラッグ認証取得 サンオーレそではま海水浴場 – 南三陸町 より引用
波が静かなため子どもたちも安心して海水浴を楽しむことができます。海水浴場の近くには歩いて渡れる荒島があり、周囲の山々と志津川湾とのコントラストがとても美しいです。
小さなお子さんにも楽しめる公園(楽天パーク)が併設されていることもあり、海水浴のオフシーズンでも多くの親子連れが訪れます。
■サンオーレそではま海水浴場
〒986-0717 宮城県本吉郡南三陸町志津川袖浜地内
三陸自動車道志津川ICから車で約6分/約3.9km
南三陸キラキラ丼
南三陸キラキラ丼とは、四季に応じた南三陸産の海鮮が贅沢にのせられた豪華な丼ぶりで、南三陸を代表するA級グルメです。また、リーズナブルな価格でいただけることも魅力です。
- 南三陸キラキラ春つげ丼
- 提供期間:3月1日~4月30日
- 旬の野菜や海産物がふんだんに盛り付けられた華やかな丼ぶりです。
- 南三陸キラキラうに丼
- 提供期間:5月1日~8月31日
- キラキラ丼の中でも一番人気!新鮮なウニが贅沢に盛り付けられています。
- 南三陸キラキラ秋旨丼
- 提供期間:9月1日~10月31日
- 食欲の秋にぴったりのボリューム感たっぷりの秋旨丼。秋の海産物がたっぷりと詰まった丼ぶりです。
- 南三陸キラキラいくら丼
- 提供期間:11月1日~2月28日
- 鮮度の高いイクラがふんだんに盛り付けられています。



四種類の丼ぶりは、お店によって食材や盛り付けにこだわりがあります。志津川を訪れた際にはぜひ食べたいグルメです。
南三陸キラキラ丼が提供される店舗は南三陸観光ポータルサイトで確認できます。
【南三陸キラキラ丼が提供される店舗一覧】
- 南三陸さんさん商店街内
- 創菜旬魚はしもと
- 弁慶鮨
- 山内鮮魚店
- かいせんどころ梁
- 食楽 しお彩
- 南三陸町内店舗
- 季節料理 志のや
- 食事処 松原
- 気仙沼市
- 鮨処 えんどう
>>>【参照】【南三陸観光ポータルサイト】 宮城県南三陸から、地域の観光情報を発信中! (m-kankou.jp)


何度も訪れている「季節料理 志のや」さんに伺いました。


今回訪れたのは6月ということで、南三陸キラキラうに丼の季節です!



うわっ!うまい!!!
味は絶品!
「これが本物のウニなのか」と心の底から思えるほど今まで食べてきたウニとはまったく別次元!生臭さなど微塵もなく食べるほどに感動が深まっていきます(*’▽’)ウワー!
新鮮なウニはお塩でもいただけます。むしろ、お醤油よりもお塩のほうが美味しい!
■季節料理 志のや
〒986-0768 宮城県本吉郡南三陸町志津川御前下62-4
三陸自動車道志津川ICから車で約1分/約950m
南三陸さんさん商店街


南三陸さんさん商店街は「サンサンと輝く太陽のように、笑顔とパワーに満ちた南三陸の商店街にしたい」という想いが込められています。
震災後の2012年に仮設商店街として開設され、2017年に本設開業となりました。


「南三陸キラキラ丼」を提供する飲食店や、三陸産の新鮮な鮮魚を扱う鮮魚店、ご当地のお土産屋さんなど計29店舗で構成されており、県内外から多くのお客さんで賑わいます♪
この「南三陸さんさん商店街」は、地元産の杉を使用した温かみのある木造建築で、建築家の隈研吾氏が手掛けたデザインが特徴です。


南三陸さんさん商店街は、復興の象徴として地域の活性化に貢献していて、訪れる人たちに温かいおもてなしと地元の魅力を提供しています。
この日も、県内外から多くの人たちが訪れ、賑わいをみせていました。



晴れた日は海風が心地よく感じられます♪
>>>【南三陸さんさん商店街】南三陸町の復興商店街!2017年3月3日リニューアルオープン (sansan-minamisanriku.com)
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■南三陸三陸さんさん商店街
〒986-0752 宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町201-5
三陸自動車道志津川ICから車で約4分/約2.2km
モアイ像


モアイ像が!
イースター島のトゥキー族が制作した本物のモアイ像です。
チリ地震津波から友好を深めてきたチリ共和国から友好の証と復興のシンボルとして、イースター島外不出のモアイ像が贈られたものです。
目は黒曜石と白サンゴで作られていて、目が入るとモアイにマナ(霊力)が宿ると言われ、目が入ったモアイ像は世界に2体しかない貴重なものらしいです。「モアイ」は、イースター島のラパヌイ語で「未来に生きる」と意味されるそうです。
なんだかスゴい話ですね。
道の駅さんさん南三陸


道の駅さんさん南三陸は、宮城県南三陸町志津川に位置する、震災復興と地域活性化を象徴する複合施設です。2022年10月1日にグランドオープンし、観光、文化、交通の拠点として多くの人たちに親しまれています。
めちゃくちゃおしゃれな建物です。こちらも「南三陸さんさん商店街」と同じく、建築家・隈研吾氏によりデザインされています。
南三陸さんさん商店街に加えて、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」と観光交流施設「南三陸ポータルセンター」、そして交通拠点施設「BRT志津川駅」が一体となった施設となっています。訪れる際は、南三陸観光ポータルサイトから各施設の営業時間や定休日を事前に確認しましょう。
>>>【南三陸観光ポータルサイト】 宮城県南三陸から、地域の観光情報を発信中!




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追悼と伝承の場所「南三陸町震災復興祈念公園」


南三陸町震災復興祈念公園は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町志津川地区に整備された公園で、震災の犠牲者を追悼し、震災の記憶と教訓を風化させることなく次の世代に伝承していく大切な場所となっています。
中橋の開通


中橋の開通とともに震災復興祈念公園が全体開園となりました。
世界的建築家・隈研吾氏が設計した中橋は、南三陸産の杉を使用したダブルデッキ構造の人道橋で、公園と「さんさん商店街」を繋ぎ、復興のシンボルとなっています。


実際に震災復興祈念公園へ向かうにあたり中橋を渡ってみました。
木のぬくもりが感じられるおしゃれな作りの橋で、歩くと潮風が心地よく感じられます。
旧防災対策庁舎


さんさん商店街から中橋をわたり震災復興祈念公園に入るとすぐに旧防災対策庁舎があります。
津波で多くの職員が犠牲となった旧防災対策庁舎は、震災遺構として保存され、当時の被害の大きさを伝えています。
祈りの丘と復興祈念のテラス


旧防災対策庁舎から見える丘が祈りの丘です。
「祈りの丘」には、犠牲者の名簿を納めた「名簿安置の碑」や、復興を祈念する「復興祈念のテラス」が設置されています。


祈りの丘のふもとには「復興祈念のテラス」があり、震災の記憶と町の復興を祈念したメッセージが刻まれています。
小学1年生だったあの日、この目で見たものはまだ私の中で鮮明に生き続けている。
復興祈念のテラスより引用
どうかこの町が大好きだったあの日のように活気と人々の笑顔であふれる町になりますように。
震災の記憶を風化させないためのメッセージでもあり、未来への希望をつなぐ祈りでもあります。被災者一人ひとりの心の中にある物語に耳を傾けることの大切さを、改めて教えてくれます。


いま、碧き海に祈る
名簿安置の碑より引用
愛するあなた
安らかなれと
祈りの丘の頂上には、震災で犠牲になった町民、及び町内で亡くなられた方の名前を記した名簿を収めた名簿安置の碑に、追悼の言葉が刻まれて設置されています。
この碑の言葉は、慰霊であると同時に、生きる私たちが過去を忘れず、未来へ希望をつないでいくための静かな呼びかけでもあります。



震災の犠牲となられた方に静かに手を合わせられる場所となっています。
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■南三陸町震災復興祈念公園
〒986-0762 宮城県本吉郡南三陸町志津川塩入31
三陸自動車道志津川ICから車で5分/約2.3km
最後に|南三陸町志津川 観光


今回は、自然やグルメなど南三陸町志津川の魅力を紹介してきました。
宮城県内でも内陸に住むわたしは、津波を経験することはありませんでしたが、友人・知人には沿岸の出身者が多くいます。震災の記憶と震災で得た教訓を風化させることなく次の世代に伝承していくことが大切です。



お近くにお越しの際は、ぜひ南三陸町志津川にお立ち寄りいただき、復興に取り組んできたいまの志津川の魅力を感じてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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