こんにちは、コーヒーソムリエの hiro です。

普段なにげなく飲んでいるコーヒーに資格があるってご存じですか?
コーヒーの資格には国家資格はありませんが、認定される団体や協会などによってさまざまな資格が存在します。
今回は、わたしのように実務経験もなにもないコーヒー好きの素人でも比較的取得しやすいコーヒーの資格を紹介していきます。
- コーヒー関連の仕事のスキルアップに活かしたい
- カフェやコーヒーショップを開業するにあたりなにか称号や肩書が欲しい
- コーヒー関連のYouTubeやブログの開設にあたりなにか称号や肩書が欲しい
コーヒーの資格取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。


初心者におすすめのコーヒー資格7選


「コーヒーの資格」と聞くと「実務経験とか必要になるのでは?」「コーヒー豆の種類を全部覚える必要がある?」とイメージされる方は多いのではないでしょうか。
大丈夫です!
わたしのようなコーヒー関連の業界未経験のただのコーヒー好きのサラリーマンでも取得できます!
本記事では、コーヒー初心者にもおすすめ7つの資格を厳選して紹介していきます。
講習を受講するだけで取得できる資格もあるほか、認定試験での合格を必要とする資格、通信講座を修了する必要がある資格など、団体や協会によって認定基準が規定されています。
それぞれの資格の特性を確認し目的に合った資格取得を目指しましょう。
コーヒーインストラクター3級


コーヒーインストラクター3級の資格とは、全日本コーヒー商工組合連合会加盟の会員企業、賛助会員企業がそれぞれ独自で開催する「3級学科講習会」を受講し修了後に全日本コーヒー商工組合連合会と全日本コーヒー検定委員会(J.C.Q.A.)から付与される資格の称号です。
コーヒーの知識と鑑定技術の入門編です。コーヒーに興味がある方を対象にした資格で「コーヒーの正しい知識」を習得した方を認定する資格です。



講習会を受講し修了した方に付与される資格なので、認定試験のようなものはなくリラックスして受講することができます。
コーヒーインストラクター3級学科講習会 | |
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受講資格 | 特になし |
受講料 | 1,500円(税込) |
受講方法 | 会員企業・賛助会員企業 |
合格基準 | 講習会修了 |
開催日程や開催場所、定員等については、それぞれの開催企業により異なるため、会員企業・賛助会員企業へ直接の問合せが必要になります。
コーヒーインストラクター3級として認定されれば、全日本コーヒー検定委員会(J.C.Q.A.)から認定証が発行されます。
\全日本コーヒー検定委員会公式サイトはこちら/
コーヒーに関する入門的な資格です。今後、コーヒーインストラクター2級以上の資格を目指される方にとっても、 趣味でコーヒーの勉強を始めたい方にとっても、コーヒーに関する基礎をしっかりと学べる講習会となっています。
【コーヒーインストラクター検定の種類】
- コーヒーインストラクター 3級
- コーヒーインストラクター 2級
- コーヒーインストラクター 1級
- コーヒー鑑定士
コーヒーインストラクター2級以上では、講習会のほかに検定試験の合格が求められます。



コーヒーインストラクター2級以上では認定証のほかに、認定カード・ブローチの購入ができます。
より高度で専門的なコーヒーの知識と鑑定技術が求められますので、コーヒーのプロを目指す方は上級の資格にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
コーヒーソムリエ


コーヒーソムリエの資格とは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催する「コーヒーソムリエ資格認定試験」合格後に付与される資格の称号です。
コーヒーソムリエとして、主にコーヒー豆、コーヒーの産地や種類、美味しい生豆の見分け方、焙煎についてなど、コーヒーを選び楽しむための知識を有していることを認定されます。
コーヒーソムリエ資格認定試験 | |
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受験資格 | 特になし |
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |



わたしも日本安全食料料理協会【JFSCA】主催の「コーヒーソムリエ」の資格を取得しましたが、試験の難易度としてはそれほど高くなかった印象です。
資格の認定試験は2ヶ月に一度偶数月に開催されています。
在宅試験なのでリラックスして受験することができます。
\日本安全食料料理協会公式サイトはこちら/
コーヒーソムリエの資格は、本記事のコーヒーの資格のなかではもっとも手頃な資格ではないでしょうか。
認定試験の情報が少なく不安に感じる部分はありますが、難易度はそれほど高くないように感じました。
YouTubeやブログの開設するにあたり、あまりお金をかけずにコーヒー関連の称号や肩書が欲しい方にはおすすめの資格です。


コーヒープロフェッショナル


コーヒープロフェッショナルの資格とは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が主催する「コーヒープロフェッショナル認定資格試験」合格後に付与される資格の称号です。
コーヒーの歴史からコーヒーの木・豆の種類、コーヒーの淹れ方などコーヒーのプロフェッショナルになるために必要な専門知識と基本技術を習得できるコーヒー資格です。
コーヒープロフェッショナル認定資格試験 | |
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受験資格 | 特になし |
受験料 | ・試験のみ(認定証発行):16,500円 ・テキスト教材(問題集)+添削課題+試験+認定証発行:49,500円 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
コーヒープロフェッショナル認定資格試験は、通信資格講座ラーキャリからでも受験可能です。
コーヒープロフェッショナル資格取得講座 | |
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学習期間 | 最短約3週間 |
受講料 | ・試験のみ(通常版)16,500円(税込) ・試験のみ(豪華版+証書ケース(黒))18,000円(税込) ・試験のみ(豪華版+アクリルスタンド)18,500円(税込) ・通信講座+試験(通常版)49,500円 ・通信講座+試験(豪華版+証書ケース(黒))50,500円 ・通信講座+試験(豪華版+アクリルスタンド)51,500円 |
受講方法 | テキスト・問題集・添削課題 |



デジタル教材が増えているなか、テキストにマーカーや付箋など書き込むことで学習を進めていけるのは嬉しいですね。
通信資格講座ラーキャリのコーヒープロフェッショナル資格取得講座では、学習カリキュラムとして①コーヒーの歴史編②コーヒーの淹れ方編が設けられていて、初心者でも体系的な学習を実現することができます。コーヒーの専門家としてより自身の知識を高めることができることでしょう。
\ラーキャリ公式サイトはこちら/
すでにコーヒーの実務経験や知識がある方は、認定試験のみで資格取得するのもいいですし、「通信講座」で知識やコーヒーの淹れ方などをしっかりと学習していくのもおすすめです。
コーヒースペシャリスト


コーヒースペシャリストの資格とは、資格取得サイト・formie(フォーミー)と一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が主催する「コーヒースペシャリスト資格取得講座」終了後に付与される資格の称号です。
美味しいコーヒーを淹れる技術はもちろん、豆や焙煎による香味の違いや、ラテアートやカプチーノなどコーヒーに関するあらゆる知識を修得した専門家を目指す資格です。
コーヒースペシャリスト資格取得講座 | |
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標準学習期間 | 1ヶ月程度 |
受講料 | サブスクプラン3,980円/月(税込) または38,500円(税込)で講座を個別購入 |
受講方法 | Web教材・Web試験 |
\formie公式サイトはこちら/
受講料はややかかりますが、通信講座でサポートを受けながらしっかりとコーヒーに関する知識を学ぶことで、カフェやコーヒー専門店への就職や、自宅をサロンにコーヒー教室の開催、ビーンズショップの開業など、様々なシーンに活用することができます。
UCCドリップマスター


UCCドリップマスターの資格とは、通信教育講座ユーキャンの「UCC匠の珈琲講座ドリップマスターコース」講座修了でUCCアカデミーより付与される資格です。
UCCドリップマスターとして、主にコーヒーに関する知識と確かなテクニックを持つことを証明されます。
UCC匠の珈琲講座ドリップマスターコース | |
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標準学習期間 | 4ヶ月 |
受講料 | 一括払い69,000円 分割払い5,800円×12回(12ヶ月)総計69,600円(税込) |
\ユーキャン公式サイトはこちら/
受講料はほかの通信講座と比べて高めですが、メインテキスト3冊に加えてDVD2巻、また、ポット・ドリッパー・サーバー・ミル・スケール・ペーパーフィルターのコーヒー器具一式、そして6種類の新鮮なコーヒー豆もセットでお届けされます。
コーヒー専門教育機関「UCCコーヒーアカデミー」が監修ということで、コーヒーの基本知識からコーヒーを淹れるテクニックまでプロのノウハウを学習することができます。


コーヒーコーディネーター


コーヒーコーディネーターの資格とは、日本創芸学院と公益社団法人日本通信教育振興協会が主催する「コーヒーコーディネーター講座」修了後に付与される資格の称号です。
コーヒーコーディネーターとして、コーヒーのスペシャリストとしてふさわしい知識と技能を身につけたことを証明されます。
コーヒーコーディネーター講座 | |
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標準学習期間 | 6ヶ月 |
受講料 | 一括払い 70,400円(税込) 分割払い 4,862円×15回/合計 72,930円(税込) |
\創芸グループ公式サイトはこちら/
受講料はほかの通信講座と比べて高めですが、テキスト4冊に加えてDVD(動画教材)3巻、また、ドリッパー・サーバー・電動コーヒーミル・ペーパーフィルターのコーヒー器具、そして、実習用コーヒー豆50㌘8種類もセットでお届けされます。
コーヒー豆の知識から、焙煎・抽出方法まで学べ本格的でおいしいコーヒーを淹れられるようになります。また、エスプレッソやラテアートの作り方、加えてコーヒーショップの経営についても学べるため、将来的にカフェやコーヒーショップの開業を目指している方にはおすすめです。
カーサバリスタ®


カーサバリスタ®の資格とは、一般社団法人日本能力開発推進協会(JADP)が指定する通信教育講座・資格のキャリカレの「コーヒー&紅茶カフェマスターW資格取得講座」修了後、協会主催の検定試験に合格した者に付与される資格の称号です。
コーヒー豆の専門的な知識に加え、ペーパードリップやサイフォンなどのコーヒー器具を用いたコーヒーの抽出技術を備えていることが証明されます。
検定試験 | |
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受験資格 | 認定講座修了者 |
受験料 | 5,600円(税込) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |



検定試験は受験料5,600円(税込)と低価格で受験できますが、別途認定講座を修了する必要があります。
コーヒー&紅茶カフェマスターW資格取得講座 | |
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標準学習期間 | 3ヶ月 |
受講料 | ・Aコース【学習サポート期間800日】 ハガキ申込価格118,800円(税込)➡WEB申込特化59,800円(税込) ・Bコース【学習サポート期間700日】 ハガキ申込価格108,800円(税込)➡WEB申込特化98,800円(税込) ・Cコース【学習サポート期間600日】 ハガキ申込価格98,800円(税込)➡WEB申込特化88,800円(税込) |
\資格のキャリカレ公式サイトはこちら/
今回紹介する資格のなかでは最も高額な受講料になっていますが、この「コーヒー&紅茶カフェマスターW資格取得講座」ではその名のとおり「カーサバリスタ®」と「ティースペシャリスト®」の2資格取得が目指せます。
また、カリキュラムでは、受講1ヶ月目にコーヒー編、受講2ヶ月目に紅茶編、3ヶ月目に開業編と、コーヒーのプロ・紅茶のエキスパートを目指せるほかカフェ開業・運営についても幅広く学習することができます。
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コーヒー資格を取得するメリット


わたしが「コーヒーソムリエ」の資格を取得したことを周囲に話すと「かっこいいですね!」「コーヒーが好きだから自分も取りたい!」と言ってくれる方が多い反面、「なにがしたいの?」「なにか役に立つの?」と言われることもあります(-ω-)/
そこで、ここではコーヒーの資格を取得するメリットについて紹介していきます。
コーヒーに関する知識・技術を学び仕事・実務や趣味に活かせる
コーヒー関連の仕事をされている方にとっては、コーヒーに関する知識や技術を学ぶことで普段の仕事に活かすことができます。
わたしのような趣味のコーヒー好きにとっても、コーヒー豆の知識から焙煎・抽出方法まで学ぶことで本格的で美味しいコーヒーを淹れられるようになります。もちろん、来客者へコーヒーでおもてなしすることもできます。
習得したコーヒーに関する知識や技術を客観的に証明できる
カフェやコーヒーショップを開業・運営するにあたりコーヒーの資格を取得することで、コーヒーに関する知識や技術を客観的に証明することができます。
また、民間資格とはいえ履歴書に記載することができますので、コーヒー関連の仕事への就職・転職の際のアピールポイントになります。



認定される団体や協会によって、資格認定の際には認定証や認定カード、ブローチなどの発行・購入が可能となります。
コーヒー関連のYouTubeやブログ運営に活かせる
前節でも紹介しましたが、コーヒーの資格を取得することで、コーヒーに関する知識や技術を客観的に証明することができます。
カフェやコーヒーショップなどの実務経験がある方であればいいのですが、わたしのような実務経験もなにもないただのコーヒー好きがコーヒー関連のYouTubeやブログを開設したとして、どうしても投稿した内容が信憑性に欠けてしまいます。
資格を取得することで、例えばブログ運営であれば『この記事を書いた人』として保有資格をアピールし記事の信憑性を高めることができます。
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まとめ | 初心者におすすめのコーヒーの資格厳選おすすめ7選


今回は、わたしのように実務経験もなにもないただのコーヒー好きの素人でも比較的取得しやすいコーヒーの資格を厳選して紹介してきました。
コーヒーの資格には国家資格はありませんが、認定される団体や協会などによってさまざまな資格が存在します。
どの資格を選択するかによって、講習会を受講し修了するのみで付与される資格もあれば、認定試験の合格が必要となるもの、通信講座修了を必要とするものなど取得方法もさまざまです。



資格はどのように活かしていくかが重要なので、資格取得後のビジョンを明確化しましょう。
カフェやコーヒーショップの開業を考えている方やコーヒー関連の仕事のレベルアップを考えている方のほか、YouTubeやブログを開設するにあたりなにか称号や肩書が欲しい方は、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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