こんにちは、コーヒーソムリエの hiro です。
趣味でスイーツコンシェルジュの資格を取得しています!
夏になると飲みたくなるのがアイスコーヒー!そして、コーヒーゼリーを食べたくなる季節でもあります!涼しくて爽やかな口当たりのゼリーは暑い夏にピッタリのデザートで、季節感を楽しめるデザートとして人気を集めています!
そこで今回は、コーヒーソムリエ×スイーツコンシェルジュのダブルライセンス(?)を取得保有している筆者がアガーで作る本格的なほろ苦コーヒーゼリーのレシピを紹介していきます!
- 自宅でも本格的なコーヒーゼリーを楽しみたい
- コーヒーが好きな方や甘いものが好きな方
- 暑い季節に食べやすい爽やかなデザートを探している方
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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アガーで作るほろ苦コーヒーゼリーのレシピ
今回使用させていただくアガーは、新田ゼラチン株式会社さんから販売されているクールアガーです!
アガーは、ほかのゼラチンよりも繊維が太く、プルプル感やツヤ感があります。そのため、コーヒーゼリーにアガーを使うと、独特の食感や見た目が楽しめます。また、アガーは熱にも強いため、溶けにくく、夏場でも形が崩れにくいことも特徴です。
アガーには、独特の匂いや味といったものがないため、コーヒーの味や風味を損なうことがありません。コーヒーゼリーには、爽やかな香りと口のなかでスッキリとした清涼感が楽しめることでしょう!
下準備
今回は、コーヒーをカップ 2杯ぶん約 300mlを抽出予定なので、アガー 5gを準備します。
- アガー 5g
- グラニュー糖(または上白糖)30g
アガーのほか、グラニュー糖(または上白糖) 30gもあわせて準備しておきます。目安としては、コーヒーの量の約 10%と考えていただければいいですね。
砂糖の目安=コーヒーの量× 10%
甘さが苦手な人は入れなくてもいいですが、入れたほうが美味しいです!
計量したアガー 5gとグラニュー糖 30gは、スプーンなどでよく混ぜておきます。アガーはダマになりやすいため、あらかじめグラニュー糖(または上白糖)と混ぜて使用することでダマになるのを防ぐことができます。
アガーはダマになりやすいので、グラニュー糖(または上白糖)に加えてスプーンなどでよく混ぜておきます!
コーヒーを抽出
コーヒー豆 20gを挽いていきます。今回は、ブラジルサントス・タンザニアキリマンジャロ・ケニアマサイの深煎りブレンドのコーヒー豆を使用していきます。
もちろん好きなコーヒー豆を使用していただいてOKです!
コーヒーをハンドドリップしていきます。コーヒーは約 300mlを目安に抽出します。
今回は、ハンドドリップで抽出しましたが、自宅に器具がない方はインスタントのコーヒーでも問題ありません!
コーヒーにアガーとグラニュー糖(または上白糖)を混ぜる
事前に混ぜておいたアガーとグラニュー糖(または上白糖)を、抽出したコーヒーへ投入しすばやく混ぜます!せっかく抽出したコーヒーが冷めてしまうとアガーが溶けにくくなってしまうので、ここの工程はすばやく行う必要があります!
抽出したコーヒーが冷めないうちにアガーとグラニュー糖(または上白糖)を投入しすばやく混ぜる!
冷蔵庫で冷やして完成
アガーとグラニュー糖(または上白糖)をよく混ぜたコーヒーは、そのままカップへ注ぎます。コーヒー約 300mlであればコーヒーカップ約 2杯ぶんとなります。カップに注いだコーヒーは、そのままでも固まりますが、ラップなどをかけ冷蔵庫で冷やします。
アガーは、30~40℃でゲル化(半固形化)するため、冷蔵庫に入れずにそのままでも固まるのが特徴です!
冷蔵庫で冷やしたら完成です!
今回は、泡立てた生クリームをのせココアパウダーをトッピングしましたが、コーヒーフレッシュなどでも簡単にいただけます!
しっかり冷えて固まっています!美味しいです♪
プルプル感やツヤ感があって見た目にもキレイです!好きなコーヒー豆で試してみて、自分の好みの味を探してみてくださいね!
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粉ゼラチンで作るコーヒーゼリーのレシピ
ここからは、粉ゼラチンを使用したコーヒーゼリーのレシピを紹介していきます。今回使用する粉ゼラチンは森永製菓株式会社さんから販売されているクックゼラチンです。
アガーと比べて、近所のスーパーの製菓コーナーに置かれているため身近に感じている方が多いことと思います。
粉ゼラチンで作るコーヒーゼリー 材料
同じようにコーヒーをカップ 2杯ぶん約 300mlを抽出予定していきますので、粉ゼラチン 5gを使用します。
- 粉ゼラチン 5g
- グラニュー糖(上白糖)30g
- コーヒー約 300ml
粉ゼラチンのほか、グラニュー糖(または上白糖 )30gも同じように準備してください。目安としては、コーヒーの量の約 10%です。
粉ゼラチンで作るコーヒーゼリー 作り方
基本的な工程はアガーで作る場合と同じになります。特に難しい工程はないため誰でも簡単に美味しいコーヒーゼリーを作ることができます。
粉ゼラチン 5gとグラニュー糖(または上白糖)30gを計量しておく。
粉ゼラチンは、適量の水(分量外)でふやかしておきます。
粉ゼラチンの 5倍の量 25gの水に、粉ゼラチンをふりかけるようにかけ、ふやかしておきます。
好きなコーヒー豆を挽いて、コーヒーを抽出していく。インスタントコーヒーを使用しても可。
抽出したコーヒーが熱いうちにふやかした粉ゼラチンとグラニュー糖(または上白糖)を投入しよく混ぜる。
カップに流し入れて、あら熱をとったあと冷蔵庫で冷やし固めて完成!
粉ゼラチンは近所のスーパーなどで入手しやすく、夏休みの子供のおやつなど手軽に楽しむことができます♪
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基本的な凝固剤の種類
凝固剤は、ゼリーやババロア、ムースなどを作るときに欠かせない材料で、液体に混ぜて半固形化(ゲル化)することで、プルンとした独特の食感を生み出します。
- ゼラチン
- カラギーナン
- 寒天
- ペクチン
各メーカーからさまざまな凝固剤が製品化されています。それぞれの凝固剤の特性をよく理解し、用途に応じて使い分けることでスイーツの表現を豊かに広げ、スイーツを作ったり味わったりする時間がもっと楽しめることでしょう!
ゼラチン
ゼラチンとは、豚や牛などの脊椎動物の骨や、皮、腱などから作られる無味無臭の透明なゲル状物質です。主成分はコラーゲン(タンパク質)で、口どけが良く、滑らかでやわらかい食感が特徴です。
ゼラチンには、板ゼラチンと粉ゼラチンがありますが、一般的にパティスリーでは、仕上がりの透明感が高い板ゼラチンが多く使われます。一方、粉ゼラチンは、板ゼラチンを粉状にしたもので、水や液体に直接混ざて使います。粉ゼラチンは板ゼラチンよりも溶かしやすく、均一に混ざりやすいため、料理やお菓子作りにより便利です。
ゼラチンは、寒天などのほかの凝固剤とは異なり、水に溶かして加熱することで溶け、冷却することでゲル化(半固形化)します。溶解温度は 50 ~60 ℃で、凝固温度は 20℃以下です。液体の温度が 80℃を超えると、臭みが出てきて凝固力が弱まりますので、使用時の液体の温度には注意が必要です。
カラギーナン
カラギーナンは、すぎのり、つのまたなどの海藻の一種から抽出される凝固剤です。透明度が高く、やわらかく粘性がある食感が特徴です。
ゼラチンや寒天といったほかの凝固剤と比べて聞きなれない方が多いかと思います。このカラギーナンはじつは今回の記事で紹介させていただいたアガーの原材料にもなっています!
溶解温度は 90℃以上で、常温でも凝固するため非常に扱いやすい材料です。ただし、記事でも注意喚起しましたが、ダマになりやすいため、あらかじめ砂糖と混ぜて使用することでダマになるのを防ぐことができます。
寒天
寒天は、天草や海草などから取れる天然のゼラチン状の物質で、主に食品の増粘剤や凝固剤として利用されます。また、健康食品にもよく利用され、低カロリーで食物繊維やミネラル含まれ、腸内環境を整えたり、便秘解消に効果があるとされています。日本では昔からようかんなどの和菓子の材料に用いられています。
寒天は独特な食感や風味があるため、洋菓子のなかでは使われ方は限られています。
溶解温度は 90℃以上、凝固温度は 40~50℃です。ゼラチンやカラギーナンに比べると凝固力が強く、少量でも多くの液体を固めることができます。
ペクチン
ペクチンは、植物の細胞壁に存在する多糖類の一種で、かんきつ類やりんごなどの果物などに多く含まれています。適度に熟した果実に含まれるペクチンは、水に溶ける性質があり、加熱や酸性の条件下でゲル化や増粘作用を発揮し、食品の質感や粘りを調整する役割を持ちます。また、ペクチンは整腸作用があるとされ、健康にも良い効果が期待されています。ジャムやゼリー、ナパージュなど多くの食品に利用されています。
溶解温度は 90℃以上、凝固温度は 65~85℃です。ペクチンもカラギーナンと同じくダマになりやすいため、あらかじめ砂糖と混ぜて使用することでダマになるのを防ぐことができます。
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まとめ | ほろ苦コーヒーゼリーのレシピ
今回は、涼しくて爽やかな口当たりが楽しめるアガーで作るほろ苦コーヒーゼリーのレシピを紹介させていただきました!
- アガー 5g
- グラニュー糖(または上白糖)30g
- コーヒー 300ml
材料 3つでとても簡単に作れます!生クリームをのせて楽しむのもいいですし、もちろんコーヒーフレッシュでも簡単にいただけます♪
夏休みの子供のおやつから大人まで楽しめるコーヒーゼリー!使用する凝固剤の特性を理解し、自分の好きなコーヒー豆で好みの味を探してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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