祝!WBC世界一奪還!前WBC日本代表監督 栗山英樹著『栗山ノート2世界一への軌跡』を紹介します!

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こんにちは、プロ野球から高校野球まで東北の野球を応援している(ただの野球好き)hiro です。

2023年 3月、日本列島が沸いた 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下 WBC)は、日本が前回優勝のアメリカを 3-2で勝利し、14年ぶり 3度目の優勝を果たしました!

その 2023 WBC優勝はこの監督なしでは語れません。2012年から 2021年まで北海道日本ハムファイターズの監督を務め、その後日本代表侍ジャパンの監督に就任し、みごとWBC優勝に導いた栗山英樹監督です!

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2023 WBC優勝後には栗山英樹監督の著書である『栗山ノート』が話題となりベストセラーとなりました。

そこで今回は、その話題のベストセラーとなった『栗山ノート』続編_著者 栗山英樹監督による栗山ノート2世界一への軌跡を紹介していきます。歓喜と感動をくれた2023 WBCでの侍たちの激闘の舞台裏、そして栗山英樹監督の心情や苦悩、覚悟など余すところなく書き記されています。

本書籍はこんな方におすすめ
  • 2023WBCの感動や興奮を再び味わいたい方
  • 栗山英樹監督が大切にしている「言葉」に触れたい方
  • 組織づくりにおいて基礎となるような「言葉」を学びたい方

本書籍を購入を検討の方は参考にしていただければ幸いです。

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目次

『栗山ノート2世界一への軌跡』とは

栗山ノート2世界一への軌跡/光文社
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栗山ノート2世界一への軌跡は、株式会社光文社から 2023年 7月に初版第 1刷発行された書籍です。定価は本体 1,500円+税です。

『栗山ノート2世界一への軌跡』とは

監督、分かっていますよね、
世界一になりますよ、本気で狙いますよ。

翔平にそう言われている気がしました。それだけに、世界中の野球ファンが見守ったトラウトとの勝負も、私は翔平が勝つと確信していました。3ボール2ストライクとなり、翔平が6球目を投じます。私はトラウトのスイングしか見ていません。空振りしてほしいときはいつもそうするように、回れ!まわれ!マワレ!と口に出していました。そして_。トラウトのバットが空を切りました。

ゲームセット!世界一!

栗山ノート2世界一への軌跡より引用
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『栗山ノート2世界一への軌跡』は、2019年に出版された『栗山ノート』の続編となります。

『栗山ノート』では北海道日本ハムファイターズの監督時代のエピソードを中心に描かれていましたが、本書籍『栗山ノート2世界一への軌跡』での舞台は 2023 WBC!歓喜と感動をくれた侍たちの激闘の舞台裏、そして栗山英樹監督の心情や苦悩、覚悟など余すところなく書き記されています。

また、「言葉」を大切にする栗山英樹監督らしく、自身を励まし、勇気づけ、奮い立たせ、支えてくれた「言葉」をもう一度まとめて後世に伝えたいとの想いも込められています。

『栗山ノート』とは

栗山ノート/光文社
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2019年に出版された『栗山ノート』では、古今東西の先人や偉人が残した言葉に基づいた栗山英樹監督の組織づくりの概念や人生観をプロ野球のシーズンにおけるさまざまな場面を交えながらまとめられています。

2023 WBCで日本代表を 14年ぶりの優勝に導き一躍脚光を浴びることとなった栗山英樹監督ですが、北海道日本ハムファイターズの監督として在任 10年間で 2度のペナントレース制覇と、そして日本一をも経験されている名将です。

その栗山英樹監督が監督として選手の心を動かし、チームをまとめ上げるために進めていったのが古今東西の古典を中心とした読書でした。読書を進めるなかで学んだ言葉を書き綴ったノートがこの『栗山ノート』の元になっています。

著者 前WBC日本代表監督 栗山英樹

著者は、2012年から 2021年までの 10年間北海道日本ハムファイターズの監督を務め、その後日本代表侍ジャパンの監督に就任し、みごとWBC優勝に導いた栗山英樹監督です!

1961年東京都出身、創価高校、東京学芸大学を経て、1984年にヤクルトスワローズにドラフト外で入団して選手としてのキャリアをスタートしました。俊足巧打の外野手で、1989年にはゴールデングラブ賞を獲得。怪我や病気が重なり9年間の現役生活を経て引退されています。

引退後は解説者、スポーツジャーナリストとして野球のみならずスポーツ全般の魅力を伝えると同時に、白鴎大学の教授として教鞭を執るなど多岐にわたって活躍されました。

2012年からは北海道日本ハムファイターズの監督として指導者に当たっています。在任 10年間で 2度のペナントレース制覇と、そして 2016年には日本シリーズ優勝を果たされました

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パ・リーグ最優秀監督賞として 2度表彰されています。

北海道日本ハムファイターズ退団後の 2021年からは野球日本代表監督に就任。そして 2023年 3月 22日、2023 WBCで日本代表を 14年ぶりの優勝に導き日本中を歓喜の渦に包まれました!栗山英樹監督は一躍脚光を浴びることとなりましたね。

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『栗山ノート2世界一への軌跡』構成と感想

本書は 6つの章から構成されています。

  1. 謹んで
  2. 自修す
  3. 一道に
  4. WBC1次ラウンド 貫く
  5. 浩然と
  6. マイアミラウンド 磨いて

各章はいくつかの節で構成されています。一つひとつの節は短くスキマ時間を利用して読むことができます。

また本書籍では、栗山英樹監督の侍ジャパンの監督就任から 2023 WBCで世界一奪還に至るまで順を追って書き綴られているため、大会期間中の臨場感やあの感動を再び味わうことができることでしょう。

謹んで

野球を育ててきてくれた偉大なる先人たちに、心からの敬意を表して。
栗山英樹という人間を育ててくれた野球に、ありったけの敬意を表して。
侍ジャパンのために集まってくれる選手とスタッフに、最大限の敬意を表して。
草の根で日本野球を支えてくれているあなたに、両手いっぱいの敬意を表して。
謹みの心をひと時も忘れることなく、侍ジャパンの監督を引き受けました。

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 1章「謹んで」では、栗山英樹監督の侍ジャパンの監督就任の思いなどを中心に書き記されています。

現役のプロ野球選手としての実績に乏しく、侍ジャパンの監督は自分にはふさわしくないと考えていた栗山英樹監督でしたが、「これまで育ててくれた野球に、日本の野球界に、己のすべてを尽くす好機をいただいた」「WBCという未知なる舞台は、眩しく輝いています」と記されているとおり、徐々に気持ちは傾いていきます。

当時の栗山英樹監督が侍ジャパンの監督就任に自らを衝き動かした言葉として、「尽己(じんこ)」幕末の儒家・陽明学者にして備中松山藩士の山田方谷(やまだ ほうこく)の言葉で「何が起ころうとも目の前の物事にすべてを尽くす、自分のできることをやり切る」、そして、天命に生きるべきと論した「論語」の「命を知らざれば、以て君子偽ざることなし」の教えが紹介されています。

自修す

いつでも心を正し、覚悟を持って日々の仕事に励む。
失敗を恥じない。
ミスを恐れない。
選手の苦しみや悩みを自分事としてとらえ、彼らとともに目標に向かっていく。
私利私欲を洗い流し、己の命を煥発する。
どんなときも希望を失わずに、突き進んでいく。

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 2章「自修す」では、宮崎でのキャンプのエピソードを中心に書き記されています。

師は出ずるに律を以てす。否らざれば臧きも凶なり_「易経」に収めらている言葉で、師(軍隊)がいくさに出陣するまえには、内部にしっかりと規律を持つことが大切であり、規律を失えば凶となる、と説かれているそうです。

メジャーリーグのキャンプに参加せず、宮崎キャンプに初日から合流したダルビッシュ有選手(パドレス)は、その代償として自身の調整が難しい状況へ追い込まれることになりました。自身の仕上がりが後回しになっても「監督、侍ジャパンに僕が参加するのに、最初から合流しないなんてあり得ないですよね。それじゃあ、チームにならないじゃないですか」_その言葉どおりに、ダルビッシュ有選手(パドレス)はキャンプ初日から一切の壁を作らず、若い選手たちのなかへ飛び込み、チームファーストのスタンスを貫きました。

「親愛なるダル!」の言葉とともにダルビッシュ有選手(パドレス)への感謝の思いが綴られています。

一道に

侍ジャパンの勝利にのみ、心を向けて。
艱難の時があっても、全員で乗り越えていく。
一人ひとりの力を信じるところから、世界一への道は開ける。
私情や理屈を排し、ひたすらに、ひたむきに、最高純度の情熱と闘志を注ぎこむ。
恐れず、怯まず、いざ、世界一奪還へ。

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 3章「一道に」では、強化試合のエピソードが書き記されています。

「一道」とは、ただ一本の道に心を向けることを指します。

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし_江戸時代後期の平戸藩(現在の長崎県平戸市)の藩主・松浦静山による剣術書「剣談」にある言葉らしいです。プロ野球ファンのなかでは名将・野村克也監督がよく使った言葉として知られていますね。

幸運に恵まれた勝利はあるけれど、敗戦には必ず理由がある_その言葉のとおり、本番への準備として、投手の継投や代打をどう使うかなどの確認事項、さらには守備位置と走者のスタートの采配のポイントなどが事前シミュレーションされていきます。

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栗山英樹監督のイメージではもうこの時点で、ダルビッシュ有選手(パドレス)と大谷翔平選手(エンジェルス)に準々決勝で投げてもらい、準決勝では山本由伸選手(オリックス)と佐々木朗希選手(ロッテ)に投げてもらうという逆ローテーションが組み立てられていたようです。

WBC 1次ラウンド 貫く

時を見落とすな。時を見逃すな。
困難に直面するのは当然で、そんなときこそ大いに奮闘する。
一人ひとりの思いを重ね、想定外を想定し、力強く、しなやかに。
闘志を燃やし続け、その姿を見せる。
洞察鋭く戦い、相手を見くびらず、その1球に魂を込めて。

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 4章「WBC 1次ラウンド 貫く」では、WBC 1次ラウンドの中国戦、韓国戦、チェコ戦のエピソードが書き綴られています。ここでも試合中のさまざまなエピソードが古今東西の先人や偉人が残した言葉とともに書き記されています。

先発・大谷翔平選手(現ドジャース)の投球から始まった WBC開幕・中国戦では 4回まで「0」が並ぶ重苦しい展開。最終的には大勝となりましたが、「難しい試合」というのは、偽らざる心境だったようです。続く韓国戦では、右手小指を骨折した源田壮亮選手(西武)をチームに帯同させることを決断。3月 11日チェコ戦_東日本大震災に見舞われたその日に、被災地の岩手県陸前高田市で生まれた佐々木朗希選手(ロッテ)が登板。お父さんと祖父母を亡くし、実家が津波の被害に遭った佐々木朗希選手(ロッテ)が、野球ファンの大声援を受けてマウンドに立つ姿は「野球の神様が書き上げた物語だったのでしょう」と書き綴られています。

浩然と

責任感はあっても、悲壮感はない。
去り行く者の志を受け継ぎ、さらに奮い立つ。
好機を逃しても、慌てずに、次のチャンスを待つ。
何事にも屈しない勇気が、たくさんの声援を呼ぶ。
共鳴する心が、心をたくましくする。

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 5章「浩然と」では、WBC 1次ラウンドのオーストラリア選、準々決勝となったイタリア戦のエピソードが書き記されています。

「浩然」とは、心などがひろくゆったりとしているさまを指します。

WBC 1次ラウンドのオーストラリア戦の試合後に腰に違和感を訴えた栗林良吏選手(広島)がチームを離れました。栗林良吏選手(広島)だけでなく WBC開幕前に離脱した鈴木誠也選手(カブス)のためにも、応援してくれるファンのためにも、絶対にこのチームを勝たせなければならない_ここから先の負けたら終わりのトーナメントを前に「易経」の「西南には朋を得、東北には朋を喪うに利ろし」。つまり「慣れ親しんだ環境に決別して、また新しい戦いが始まる」という気持ちでこの言葉が書き綴られています。

マイアミラウンド 磨いて

技術を磨き、肉体を磨き、心を磨いて、機をとらえる。
不足を嘆かず、足るを知る。
待ち望んだ戦いが、ついに幕を開ける。
技術と、体力と、知力をすべて解き放ち、スター軍団と対峙する。
さあ、いくぞ!

栗山ノート2世界一への軌跡より引用

第 6章「マイアミラウンド 磨いて」では、マイアミラウンドで行われた準決勝・メキシコ戦、そして決勝・アメリカ戦でのエピソードが書き記されています。

決勝となったアメリカ戦_試合直前の声出しを行ったのは大谷翔平選手(現ドジャース)!

僕からはひとつだけ、憧れるのはやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見たらマイク・トラウトがいたり、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しもが聞いたことのある選手たちがいると思うんですけど、今日一日だけは憧れてしまったら超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるためにきたので、今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ、いこう!

栗山ノート2世界一への軌跡より引用
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大谷翔平選手(現ドジャース)によるあの名言が飛び出した瞬間です。

「易経」の教えの「確乎不抜」という言葉が記されています。意思や精神がどっしりとして、何事にも動じないさまを表す言葉のようです。

大谷翔平選手(現ドジャース)のひと言は、アメリカとの世紀の大一番にも、怯まず、臆さず、気後れせず、敢然と立ち向かっていく、侍ジャパンの原点とも言うべきスピリッツを呼び覚ますような言葉となったようです。

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2023 WBC 世界一奪還の軌跡

史上最年少での三冠王となった村上宗隆選手(ヤクルト)や 2年連続で投手部門 4冠に輝いた日本球界ナンバーワン投手山本由伸選手(現ドジャース)、史上最年少で完全試合を達成した令和の怪物佐々木朗希選手(ロッテ)など日本球界を代表する選手たちに加えて、メジャーリーガーから 21年にア・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞しベーブルース以来 104年ぶりとなる 2桁勝利・2桁本塁打を達成した大谷翔平選手(現ドジャース)や日米通算188勝のダルビッシュ有選手(パドレス)、23年シーズンからメジャーリーグに挑戦する吉田正尚選手(レッドソックス)、初の日系人選手となるラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)らが栗山英樹監督の下に集結し史上最強の侍ジャパンが誕生しました。

1次ラウンド初戦 中国戦

日本 8 × 中国 1
バッテリー 〇大谷、戸郷、湯浅、伊藤ー甲斐
本塁打 牧 1号

試合経過・ハイライト

1次ラウンド初戦となった中国戦_先発のマウンドを任されたのは、投手兼 3番指名打者として出場した大谷翔平選手(現ドジャース)でした。大谷翔平選手(現ドジャース)は初回から 160キロ前後の力強いストレートにスライダーを織り交ぜた投球で中国打線を抑えていき、4回を投げて 1安打無失点と試合を作ります。

試合は 4回表まで 1× 0とチャンスを得点につなげられず重苦しい展開でしたが、4回裏に L.ヌートバー選手(カージナルス)の内野安打のあとに、近藤健介選手(ソフトバンク)がライト前安打で続き、大谷翔平選手(現ドジャース)のレフトオーバーの 2点タイムリー。そして 7回には牧秀悟選手(DeNA)がライトスタンドにホームランを放つなど着実に得点を重ね、 8× 1で日本が白星スタートを切りました。

1次ラウンド最大のライバル 韓国戦

日本 13 × 韓国 4
バッテリー 〇ダルビッシュ、今永、宇田川、松井、高橋宏ー中村、大城
本塁打 近藤 1号

試合経過・ハイライト

1次ラウンド最大のライバルである韓国戦では、ダルビッシュ有選手(パドレス)が先発のマウンドを任されました。3回に 2ランホームランを浴びるなど 3点の先制を許す展開。しかしその裏、L.ヌートバー選手(カージナルス)近藤健介選手(ソフトバンク)の連続タイムリーで 1点差に迫ると、吉田正尚選手(レッドソックス)のセンター前への 2点タイムリーですぐさま逆転。

その後も打線の勢いは止まらず、 近藤健介選手(ソフトバンク)のホームランや大谷翔平選手(現ドジャース)のタイムリーなどヒット 13本をマークした日本が 13× 4で韓国に勝利しました。

試合後に、この日 2安打 1打点、そして好守備も魅せて勝利に貢献し、ヒーローインタビューに選出された L.ヌートバー選手(カージナルス)は「最高の気分です。日本代表として戦えることを誇りに思います」と喜びを表し、最後に「日本大好き!みんなありがとう!」と叫ぶと大歓声に包まれました。

東日本大震災から 12年となる 3.11 チェコ戦

日本 10 × チェコ 2
バッテリー 〇佐々木、宇田川、(S)宮城ー甲斐
本塁打 牧 2号

試合経過・ハイライト

東日本大震災から 12年目の 3月11日に行われたチェコ戦_岩手県陸前高田市出身で、東日本大震災で父親と祖父母を亡くした佐々木朗希選手(ロッテ)が先発のマウンドに上がりました。WBC初登板となった佐々木朗希選手(ロッテ)ですが、最速 164キロを計測する力強い投球で 8三振を奪うなど 4回途中まで投げて 1失点と好投しました。

打線は 1点を追う 3回に吉田正尚選手(レッドソックス)の 2点タイムリーツーベスで逆転に成功すると、4回には L.ヌートバー選手(カージナルス)近藤健介選手(ソフトバンク)大谷翔平選手(現ドジャース)と三者連続タイムリー。さらに 8回には牧秀悟(DeNA)がホームランを放つなどで得点を重ね、10× 2でチェコに勝利しました。

1次ラウンド最終戦 オーストラリア戦

オーストラリア 1 × 日本 7
バッテリー 〇山本、高橋奎、大勢、湯浅、高橋宏ー中村、大城
本塁打 大谷 1号

試合経過・ハイライト

1次ラウンド最終戦となったオーストラリア戦_初回から四球と近藤健介選手(ソフトバンク)のヒットでチャンスを作ると、打席には大谷翔平選手(現ドジャース)、ライトスタンド後方に設置された自身が映し出された広告の看板直撃となる 3ランホームランを放ちました。試合は終始日本のペースで進んでいきます。

先発マウンドを任されたのは 2年連続沢村賞の山本由伸選手(現ドジャース)_初回からキレのあるストレートと多彩な変化球を織り交ぜた投球で 4回を投げて 1安打 8奪三振無四球と見事に相手打線を封じました。

オーストラリアに 7× 1と快勝し、プール Bを 4戦全勝の首位で通過し準々決勝に駒を進めました。

準々決勝 イタリア戦

日本 9 × イタリア 3
バッテリー 〇大谷、伊藤、今永、ダルビッシュ、大勢ー甲斐、中村
本塁打 岡本 1号、吉田 1号

試合経過・ハイライト

1次ラウンド全勝の日本は、準々決勝でマイク・ピアザ監督率いるイタリアと対戦しました。先発のマウンドを任された大谷翔平選手(現ドジャース)は、気迫のピッチングでイタリア打線を抑えていきます。すると 3回に、大谷翔平選手(現ドジャース)の意表を突くセーフティーバントでチャンスが広がり、吉田正尚選手(レッドソックス)の内野ゴロの間に先制。さらに岡本和真選手(巨人)に 3ランホームランが出て一挙 4点を奪います。

大谷翔平選手(現ドジャース)が 5回に 2失点して降板するも、2人目で登板した伊藤広海選手(日本ハム)が続くバッターをショートフライに打ち取ってピンチを切り抜けます。するとその裏、村上宗隆選手(ヤクルト)岡本和真選手(巨人)のタイムリーで 3点を加えて日本がイタリアを再び引き離します。

日本は 7回から 4人目で登板したダルビッシュ有選手(パドレス)など 5人の投手リレーで、イタリアの反撃を許さず 9× 3で勝利し準決勝・決勝が行われるアメリカ・マイアミ行きを決めました。

準決勝 メキシコ戦

日本 6 × メキシコ 5
バッテリー 佐々木、山本、湯浅、〇大勢ー中村、甲斐、大城
本塁打 吉田 2号

試合経過・ハイライト

準決勝・メキシコ戦_先発のマウンドを任された佐々木朗希選手(ロッテ)は好調な立ち上がりを見せますが、4回 2死から連打を打たれると、続くバッターに甘く入ったフォークをレフトスタンドに運ばれ 3ランで 3点の先制を許す展開。すぐさま同点に追いつきたい日本でしたが、5回と 6回に満塁のチャンスを作るもなかなか得点に繋げることができません。

しかし、7回 2死一塁二塁となった場面で 4番の吉田正尚選手(レッドソックス)が 3ランホームランを放ち同点に追いつきます。

直後の 8回に、2人目の山本由伸選手(現ドジャース)がタイムリーツーベスを打たれ 3× 4と勝ち越しを許し、さらに 3人目の湯浅京己選手(阪神)もタイムリーを打たれ 3× 5と点差を広げられました。その裏、代打山川穂高選手(現ソフトバンク)の犠牲フライで 1点差に縮めて、4× 5メキシコの 1点リードで 9回裏を迎えます。

まずは大谷翔平選手(現ドジャース)が反撃の口火を切ります。初球を右中間に運ぶと、一塁手前で自らのヘルメットを脱ぎ捨て二塁へ激走!二塁ベース上に到達するとベンチに向かって両手を煽りチームを鼓舞し盛り立てます。続く吉田正尚選手(レッドソックス)が四球を選ぶとその代走に周東右京選手(ソフトバンク)が起用。そして打席にはこの大会を通して本調子ではなく、この日も 3打席連続三振に倒れるなど 4打席無安打だった村上宗隆選手(ヤクルト)。誰よりも悔しく苦しい思いをしていた若き三冠王が、その悔しさを振り払うかのようにセンターの頭上を越えるフェンス直撃の打球に、一塁ランナーの周東右京選手(ソフトバンク)が快速を飛ばして劇的なサヨナラタイムリー!終盤に粘りを見せた日本が 6× 5の逆転サヨナラ勝利でメキシコを下し決勝進出を果たしました。

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