こんにちは、宮城県をこよなく愛する hiro です。
今回は、みや旅 番外編(東北旅)と称して、美しい自然と歴史の魅力あふれる城下町・福島県会津若松市を巡っていきます。
福島県会津若松市は、福島県の西部、会津盆地の南東部に位置し、会津地方の中心都市です。
江戸時代には会津藩の城下町として栄えたこの街は、戊辰戦争では籠城戦を耐え抜いた難攻不落の名城・鶴ヶ城や戊辰戦争で自刃した若き武士たちの悲劇の物語の舞台となった飯森山など、歴史を感じられる名所が集まります。磐梯山や猪苗代湖などの美しい景観を誇る自然にも囲まれ、東山温泉や芦ノ牧温泉などの温泉にも恵まれた魅力的な街です。
今回は、美しい自然と歴史的な魅力があふれる城下町・福島県会津若松市を紹介します。
福島県会津若松市への旅行を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。
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戊辰戦争では籠城戦を耐え抜いた難攻不落の名城・鶴ヶ城
鶴ヶ城は、会津若松市のシンボル的なお城で、会津若松城とも呼ばれます。至徳元年(1384)に葦名直盛が築いた東黒川館が起源とされ、文禄2年(1593)に蒲生氏郷が東日本で初の本格的な天守閣を建てて「鶴ヶ城」と命名されたそうです。戊辰戦争で新政府軍の猛攻に耐えた「難攻不落の名城」としても知られています。
現在、天守閣は博物館として公開されていて、歴史を感じられる観光名所として多くの観光客が訪れます。
鶴ヶ城 天守閣
ということで、やってきました!鶴ヶ城天守閣です!
慶応4年(1868)の戊辰戦争では新政府軍の一か月に及ぶ籠城戦を耐えた難攻不落の名城として知られています。明治7年(1874)までに天守閣をはじめとするすべての建物が取り壊されてしまいましたが、昭和40年(1965)に天守閣が再建されたそうです。
若松城天守閣郷土博物館 鶴ヶ城天守閣
歴史に秘められた「物語」をデジタル技術で体験、五感で楽しめる文化観光案内”城”です。
鶴ヶ城 (会津若松城)トップページ | 一般財団法人 会津若松観光ビューロー (tsurugajo.com) より引用
歴史的な建造物が蘇るVR体験や、歴史に秘められた物語を五感で楽しむことができ、まるで時空を超えたような体験ができます。
そして、現代の会津若松市を巡ると、ワクワクする体験ストーリーをお楽しみいただけます。
現在の鶴ヶ城天守閣は「若松城天守閣郷土博物館」となっていて、多くの観光客が訪れます。鶴ヶ城の歴史や会津藩の文化を紹介する展示が充実しているほか、戊辰戦争に関する資料・情報や、歴代の領主の武具・甲冑などが見どころです。デジタル技術を使った展示は、子供から大人まで楽しめることでしょう。
展望層からの眺望は絶景で、白虎隊自刃の地として知られる飯森山や市内の街並み、そして晴れた日には磐梯山の美しい姿を一望できます。四季折々の風景が楽しめるのも魅力です。
もちろん眼下には鶴ヶ城城跡公園が見渡せます。
この日は平日にもかかわらずたくさんの観光客で賑わっていました。
■鶴ヶ城
〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約15分/約5.8km
茶室麟閣
千家ゆかりのお茶室「麟閣」
天正19年(1591年)千利休は豊臣秀吉の怒りにふれ、死を命じられました。それにより利休の茶道が絶えるのを惜しんだ、時の会津城主「蒲生氏郷」は、利休の子少庵(しょうあん)を会津にかくまい、徳川家康とともに秀吉に千家の再興を願いでたのです。この時に建てたのがこの「麟閣(りんかく)」と伝えられています。
鶴ヶ城 (会津若松城)トップページ | 一般財団法人 会津若松観光ビューロー (tsurugajo.com) より引用
その後、少庵は許され京都へ帰って千家を再興し、現在の茶道へと伝えられています。
戊辰戦争後、城下に移築され保存されていましたが、平成になって元の場所である鶴ヶ城内へ移築復元されました。
茶室を眺めながらお茶を楽しんだり、少庵の命日にちなんだ月例の茶会が開かれています。
茶室は、日本の伝統的な茶道を行うための特別な空間です。麟閣の庭園は、茶室にふさわしい静かで美しい風景が広がっています。
特に紅葉の季節には美しい紅葉が庭園を彩り、歴史と自然が調和した美しい景色を楽しめるそうです。
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戊辰戦争で自刃した若き武士たちの悲劇の物語の舞台・飯森山
飯森山は、戊辰戦争で自刃した若き武士たちの悲劇の地として知られています。
標高は約 314mで、山頂には戊辰戦争で自刃した白虎隊士19名のお墓があり、多くの参拝者が訪れます。
山頂までの石段を登るのが難しい方のためにスロープコンベアが設置されています。頑張って石段を登ると日頃の運動不足を痛感させられます(笑)
白虎隊自刃の場
白虎隊は、幕末の戊辰戦争において会津藩が組織した若年の武士たちによる部隊です。本来、白虎隊は会津藩の防衛を担うために結成されました。特に 16歳から17歳の少年たちで構成されていて、最年少では 13歳の隊士もいたそうです。
白虎隊は、会津戦争のなかで苦戦を強いられ、最終的に飯森山へと撤退しました。そこで、若松城(鶴ヶ城)が落城したと誤認し、敵に捕まることを避けるために自刃していったそうです。
自刃から唯一生き残ったのは飯沼貞吉(のち貞雄と改名)。彼の証言によって、白虎隊の悲劇が後世に伝えられることとなりました。
ここ飯森山の白虎隊が自刃した場所からは、遠くに若松城(鶴ヶ城)の天守閣が確認できます。
ここから黒煙と炎に包まれる若松城(鶴ヶ城)を眺めて落城を悟り、自ら命を絶っていきました。
時代は変われどここから城までの距離は変わらず、少年隊士たちのはかり知れない無念さに、当時に思いを馳せると涙がさそわれるような気持ちになります。
■飯森山
〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡大和山乙【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約10分/約4.5km
さざえ堂
さざえ堂は、寛政 8年(1796)に建立されたお堂で、正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といいます。
高さ 16.5mのお堂は、二重螺旋構造が特徴です。かつてはこの二重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていたそうです。また、上りと下りが別の通路になっているため、参拝者同士がすれ違うこと無く安全にお参りできる構造になっています。
建築史上にも非常に珍しいその存在が認められ、平成 8年には国重要文化財に指定されました。
■さざえ堂
〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡弁天下1404【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約10分/約4.6km
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まるで鬼滅の刃の無限城!?芦ノ牧温泉 大川荘
大川荘は、芦ノ牧温泉の老舗旅館です。ここでは、渓流沿いの絶景露天風呂や、四季折々の美しい自然を楽しむことができます。特に「四季舞台たな田」という露天風呂は、まさに絶景温泉そのものです。
また、会津の地元食材を使った本格的な和風会席料理も楽しめるほか、館内にはサウナや足湯、ティーランジ、三味線の演奏など、さまざまな施設やイベントが充実しています。
ここ大川荘は、鬼滅の刃「無限城」のモデルとなった旅館といわれ、たくさんの鬼滅の刃のファンの人たちが訪れる人気の宿泊施設です。
絶景の露天風呂
大川荘の魅力の一つに、渓谷美を楽しめる露天風呂「四季舞台たな田」があります。棚田形式の露天風呂から四季折々の美しい自然を眺めることができます。
気持ちいい~\(^o^)/
美しい自然のなかで浸かる露天風呂は最高です♪
ほかにも内湯や寝転びサウナ、貸し切り可能な空中露天風呂など、多彩な温泉施設が揃っています。温泉に浸かり、心身ともにリラックスできることでしょう。
快適な客室
すべての客室が渓谷に面しているため、自然の美しさを堪能できます。
今回の旅では「月見亭-スタンダード」というリーズナブルな和室に宿泊させていただきましたが、広々とした高級感あふれる貴賓室タイプのお部屋やグループでわいわい過ごせる二間続きの広いお部屋、バリアフリールームなど、さまざまなタイプのお部屋から選べます。
美食の楽しみ
大川荘の料理は、会津の豊かな自然が育んだ旬の食材をふんだんに使用した、心温まる和食会席が特徴です。
季節ごとの新鮮な食材を使った特選会席料理は絶品です!
温泉に浸かった後には、ビールを飲んで。美味しいのもを食べて。幸せだ~( *´艸`)
また、厳選された会津の地酒も楽しむことができます。美味しい料理と一緒に、特別な日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。
■芦ノ牧温泉 大川荘
〒969-5147 福島県会津若松市大戸町大字芦牧 字下平984【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約31分/約21.8km
ねこ駅長が人気の芦ノ牧温泉駅
芦ノ牧温泉駅は、福島県会津若松市にある会津鉄道会津線の駅です。この駅は、温泉地へのアクセスに便利なだけでなく、猫たちが駅長を務める駅として有名です。
芦ノ牧温泉駅
現在、芦ノ牧温泉駅では、猫の「さくら」が名誉駅長を務めています。以前は「ばす」や「らぶ」といった猫たちも駅長を務めたこともあり、駅舎内では猫駅長にちなんだグッズも販売されています。ねこ駅長グッズはネットショッピング公式サイトからでも購入できますのでチェックしてみてくださいね。
さくら名誉駅長の出勤状況は芦ノ牧温泉駅を守る会公式サイトから確認できます。
>>>芦ノ牧温泉駅を守る会 (ashinomakionseneki.com)
駅舎内にはカフェスペースも設けられているため、猫駅長に癒されながらホッとひと息つける場にもなっています。
芦ノ牧温泉駅の猫駅長の最新情報は X(旧Twitter)から確認できます。気になった方は、ぜひフォローしてみましょう。
芦ノ牧温泉駅を守る会【公式】@ashinomakionsen
おはようございます♪
— 芦ノ牧温泉駅を守る会【公式】 (@ashinomakionsen) October 1, 2024
さくら駅長さん、定時列車のお見送りを致しました♪ pic.twitter.com/M7eTRWEQAl
おはようございます。
— 芦ノ牧温泉駅を守る会【公式】 (@ashinomakionsen) October 5, 2024
10月5日は二代目名誉駅長らぶの祥月命日
です。あれから二年…
らぶ…逢いたいよ…大好きだよ… pic.twitter.com/6EzFux9Jub
■芦ノ牧温泉駅
〒969-5122 福島県会津若松市大戸町上三寄香塩【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約28分/約17.7km
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会津鉄道神社
駅舎の隣にある会津鉄道神社は、平成24年7月に開業25周年を記念して建立されたそうです。神社には、たくさんの猫の肉球がデザインされた絵馬や招き猫などが奉納されています。
■会津鉄道神社
〒969-5122 福島県会津若松市大戸町上三寄香塩 芦ノ牧温泉駅【地図】
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約28分/約17.7km
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江戸時代の風情を感じられる宿場町・大内宿
大内宿は、福島県南会津郡下郷町にある歴史的な宿場町です。現在では、歴史的な景観を保存しつつ、観光地として多くの人々に親しまれています。特に茅葺屋根の家々や伝統的な食文化(ねぎそばなど)が観光客に人気です。
大内宿
大内宿は、江戸時代に会津若松と日光今市を結ぶ重要な宿場町として栄えました。現在も江戸時代の風情を感じられる茅葺屋根の建物が並んでいます。この景観を引き継ぐために店舗兼住居として生活しているそうです。
昭和56年には国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、この風情ある宿場町の景観を引き継ぐために、住民憲章「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を作り、景観保存と伝統的な屋根葺きの技術習得・継承にすべての住民が取り組んでいます。
大内宿が一望できる見晴台からの景色は特に絶景で、週末や行楽シーズンにはたくさんの観光客で賑わいます。
■大内宿
〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内【地図】
東北自動車道 郡山南インターチェンジから車で約1時間3分/約53.5km
磐越自動車道 会津若松インターチェンジから車で約44分/約32km
ねぎそば
ねぎそばは、大内宿の名物料理のねぎそばは、通常のそばとは異なり、長いネギをお箸の代わりに使って食べるユニークなそばです。そのネギ自体も薬味としてかじりながら食べられます。
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最後に|福島県会津若松旅
今回は、美しい自然と歴史的な魅力があふれる城下町・福島県会津若松市を巡ってきました。
気になる観光地はございましたか?
会津若松市は戦国時代から続く歴史ある街であり、特に会津藩の栄華と白虎隊の悲劇の物語が知られています。また、磐梯山や猪苗代湖など、四季折々の景色を楽しめる場所が多くあります。
歴史の薫りと美しい自然に包まれた魅力的な観光地となっている会津若松市。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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